世の中の変化を一番敏感にキャッチし、もっとも柔軟に受け入れるのは、この国ではコ
ミック界である。先の『めぞん一刻」に限らず、結婚するために苦闘する男性が登場する
作品が、次つぎに生象出されている。
柳沢きみお作「妻をめとらぱ』(小学館)の主人公は、「才たけて見目うるわしく情あり」
を満たす相手と結婚することを、人生の至上目的としている二十代前半の証券マン。一流
私大を出て人並以上の容姿をもつ彼は、さまざまな女性にアタックするがうまくいかず、
「毎日四人の女性を紹介」してくれるコンピューター見合いの会社に登録する。
登録料は二九万円もするが、ローンにすれば月一万円余り。次つぎに紹介される女性の
何人と同時に交際しても自由である。決定的にすばらしい女性と出会うまで、女性をどん
どんストックすればいいのだと主人公は考え、「まるで、ハーレムみたいですね」と勇んで
入会する。
そうして一ヵ月後、三人の女性が紹介されてくる。データを読んだのち、オフィスに集
中管理されている写真を見に行き、まず「ちょっとブス」を落とす。あとの二人、地味な
美人とハデな美人に会いたいと会社に連絡するが、会社から来た返信によれば、ハデなほ
うは自分にNOの返事をよこしたという。
「あんの野郎~っ!」と怒った彼は、読みすすむうちに次のショックを受ける。


男性も結婚相手に人それぞれ忙しい。男女共にこちらで頑張りましょう!
せっぱつまった彼は多数の会員が直接会える.ハーティーに賭けようとする。


出典元:

This entry was posted in 結婚.